かりぷトピックス
新春のごあいさつ 理事長 石山 建治
2023年1月5日
明けましておめでとうございます。
コロナ禍の3年間で何が前進したのか。
第8波のコロナによる医療の逼迫は、軽症化しているものの罹患した高齢者の生命を奪い続けている。
「2類相当」から「5類」への検討は、少なくとも高齢者が安心して治療できる体制を構築してからの話である。
高齢者へのワクチン投与とコロナを早期発見し治療薬を投与すれば、致死率はさらに減少する。これが札幌市ではできない、3年たってもできない。オリンピック以前の問題であり、この現実を直視すべきと考える。
コロナによる高齢者の死を社会が受け入れることがポストコロナ時代と主張される方がいる。高齢者が安心して暮らせる社会を実現することを理念としている当法人では、受け入れがたい主張だ。
「共助」による社会保障制度は、偽物、かつての戦時下の隣組制度を引きずる。
社会保障制度の抑制は、軍拡への道であり戦争前夜への道である。
ウクライナとロシアをみればこの軍拡はさしあたって徴兵制へと行き着く、兵器だけで戦争は遂行できないのだから。
2023年を権利としての社会保障制度の確立と平和の礎の年としたい。
元旦は野幌森林公園でのウォーキングから。